【ダンサーの故障の原因は?】 |
「骨格のねじれ」
「関節のつまり」
「神経の流れ」が主たる原因です。 どれか1つだけで発症する事はなく、大小の違いはありますが、 三点セットで起きているようです。 赤ちゃんでもバランスの悪い子はこの三点が発見されます。 赤ちゃんの時は三点のうち一点だけメジャーとなるものを解決すると残りの二点は自然に解決しますが、ダンサーのみなさんの身体は三点セットで治療メニューを考えないとなかなか解決しませんし、症状の再発率が高いのです。 |
自分の身体に異常を感じ、一度でも治療経験のあるダンサーのみなさんは、「骨盤」がズレています、又は「左右の足の長さが違う」 などと言われた事があると思います。 人間の身体は、前後左右のバランス、上下のバランス、そして全体のバランスを保持しながら激しい動きにも耐えることが出来るような構造になっています。 「骨盤がズレている」のは、骨盤だけでなく、 左右の脚の長さ、足首の柔軟性、上半身では輪郭のゆがみ、腕の動作にも大きな影響を与えており 「骨盤がズレ」た原因を追及していくと、3つのカテゴリに分類されます 1 骨格のねじれでは・・・・椅子に座って長時間の足組、片側の負荷、ギブスなどによる固定 2 関節のつまりでは・・・・重量物をもつことによる負荷、硬いフロアでのジャンプ、長時間の椅子使用 3 神経の流れでは・・・・アレルギー、過剰な負荷(事故等) 以上3つのカテゴリに共通していえることは、栄養不足(特にビタミンC)、筋肉疲労、骨折や手術 が挙げられます 身体の防衛反応とは、1箇所で発生した問題は時間と共に全身の問題(負荷)として 分散し補っています。 「骨格のねじれ」「関節のつまり」「神経の流れ」が改善されてくると、 ● 両肩がさがり頚のラインが美しくなります。 ● 肩が下がると顎は前方に出にくくなります。 ● 頭部全体がスッキリして、小顔にも見えます(頚部がより目立つからです)。 ● 肩がドンドン下がると胸厚は解消してきます。 ● 胸厚、骨盤厚は 解消されると動きは早くなります。 ● 出尻りだったヒップラインも整って、骨盤全体がスッキリします(前後左右が締まる)。 ● 股関節の位置が変わり、ターンアウト、ポジション等も作りやすくなります。 ● 腹直筋、腸腰筋の神経バイパスが良くなると、上肢、下肢のバランスが良くなります。 ● 下肢の内転筋群に柔軟性を付ける最短な方法は腸腰筋のストレッチです。 ● 膝の痛み解消、予防には腸腰筋の柔軟性が必要です。 ● 外反母趾痛も神経伝達で解決します。 ● アキレス腱の痛み等も早期治療なら1〜2回で消失します。 疲労骨折も 「けいこ」を休まないで、治療は出来ます。この時期のダンサーのみなさんには休日はありません。 ダンサーの故障から治療そして治癒へ理想的な身体に近づくためには、三点セットで治療する事です。これが早道のようです。 |