【骨格のねじれ】

私たちが「骨格」というときは、身体の骨組みをさし、「筋肉」は、骨格筋のことをさします。

骨格は筋肉に支えられ、筋肉の収縮によりすべての動作が作られており、「骨格のねじれ」も筋肉により発症します。
「骨格のねじれ」の初期は脊柱(背骨)より始まり、胎児期、出生時、幼児期に頭部を支える頚椎周囲筋より発症します。

幼児期の「骨格のねじれ」では斜頚があります。
この時期は、頚椎だけにどまっておりますが、歩行動作などが出来るようになると「骨格のねじれ」も骨盤から下肢へ全身症状となってきます。

バレエ/ダンサーのみなさんの「骨格のねじれ」では、日常的なは身体の使い方、そして稽古時の使い方、左下肢軸となることが多いため、
インナーマッスル腸腰筋左側が特に鍛えられるのが原因のひとつです。

「骨格のねじれ」の特徴としては「骨は変位している側に動きやすい」という原則があります。
特にストレッチを行うとき、「骨格のねじれ」を自分で理解 してストップをかけないといつまでも進行し続けます。
ストップをかける方法は可動性が失われなわれている方向へ可動性をつけること。
つまり「骨は変位している側に動きやすい」の逆方向へ「ねじれ」ばよいのです。

私がバレエ・モダン・ダンサーの治療で感じることは、治療に来るダンサーのみなさんが、インナーマッスル(腸腰筋)のストレッチを意識的に行っていない
そして、腸腰筋の存在すら知らなかったことです。
腸腰筋はダンサーのみなさん全員に知って、理解していただきたい筋肉です。
この筋肉の理解所やストレッチ方法などの書籍が不十分なためだと思います。
当院では、治療の際、筋肉の作用、ストレッチの方法などをあわせてお伝えいたしております。
頚椎わん曲の図(矯正前) ダンサーの理想とする頚椎の並びではありません。
脊骨の全体像は日常の姿勢により作られます。
この彎曲は、重量物等を持つ人に多く見られます。
又、前傾姿勢で力を出す格闘技等の理想系です。
首は太く、肩は上がった状態で胸も厚くなります。

ダンサー理想の頚椎(矯正後) ダンサーの理想とする頚椎です。
毎日のレッスンでは、この脊柱を作るために、
稽古場では「顎を引いて」「肩の力を抜いて」と言われるのです。
上肢(肩甲骨、腕)の動きは、肩が下がった時に大きな可動をします。
上肢の最大可動を作るには脊柱の引き上げを最大にする必要があります。

※頚椎の逆彎曲とレントゲン診断された方(若年者に多い)は、
  前肩が原因です腸腰筋のストレッチを行ってください、彎曲は変化します。

骨格(前面)の図 骨格(後面)の図

 ダンサーの一般的な変位のしかた。
ねじれパターンは、右側鎖骨が内方に入り、
肋骨は右側全部が内方に入ってきます。
ネックレスが回転しやすいのもそのためです。
そして、胸骨は上方に動きやすいのも特徴です。

  体のねじれパターン。
左側の肋骨が内方に入り、胸椎にあたるようになります。
ここで凝り又は、痛みという症状が出ます。
強い肩凝りも同じです。
右側肩甲骨が、外に運動しやすいため、
右腕は背中に廻りにくいです
骨格(側面)の図 バレエ/ダンサーに多く診られる、左側の肋軟骨が前方へ突出しているねじれパターンです。
身体が左側にねじれているため、補整作用で左がでてきます。
右側に回線が必要です、ヨガのネジレポーズが効果あります。
こちらは正確なストレッチで元に戻ってきます。