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Q1: はじめてのポアント
A1: 当院に来院されるダンス経験者は小学生から60才台の方で、初心者からプロの方々です。
最近はダンスの種類も多くなってきたのでどんな動きをするのか知識として学習しておかないと困ることがあります。
臨床では「アフリカダンスをやっています。」などと問診時(カルテ作成)に言われる方もいらっしゃいます。
私自身直接見たこともなく頭が?になる時もあります。テレビ等で観た事があるものは記憶をたどったり、直接ご本人からお聞きして全体の動きを理解するなどしております。
ダンスの基本的な動きは、球技等と同じで幾つかの基本的な動きの複合なのでその部位と全体を解剖学的理解出来ていることが大切です。

バレエでは基本的な動きがある程度マスター出来るとバレエシューズからポアントを履いての稽古に移行してきます。
バレエシューズでは完全に出来ていた動作もポアントではなかなかマスター出来ない方が多数いらっしゃいます、又ポジションやつなぎの動きがどうしても理解出来ない方には、解剖学的説明等をさせて頂き、治療に入ってまいります。
◎改善のポイントは「骨格のねじれ」「関節のつまり」「神経の流れ」が基本となります。

◎ダンスは日常的な動きではないので、治療による動作の改善は大きな前進となり、
 疲労や痛み、症状からの脱出も速くなります。


◎ダンスでは身体をこのように使います 
  ○ 関節を最大伸展させて使う  ○ 上半身を引き上げて使う
○ 関節可動を最大にして使う  ○ 下半身はフロアを押して使う
○ 関節を最大屈曲して使う  ○ 骨盤は引き上げて使う(恥骨、坐骨、腸骨)
○ 頭部は引き上げて使う(頭蓋骨)  ○ 内臓は引き上げて使う(特に消化管や実質臓器)
○ 両肩は引き下げて使う(肩甲骨)  ○ 体幹軸を安定させて使う
○ 横隔膜は最大可動で使う(呼吸が楽)  ○ 手先、足指先は伸展、屈曲して使う
○ 全脊柱は引き上げて使う。(頸椎、胸椎、腰椎、仙骨) 
○ 上下肢をねじったり、伸展、屈曲で使う  ○ 筋肉はベイビーのように柔らかく使う
○ 神経伝達の良い筋肉は強弱をつけて使える  ○ ポアントやヒールの高い靴を履いて使う
※これがより高いパフォーマンスを生みだします

◎治療では、けいこ場では教えてもらえない内容
 (骨、筋肉等身体の事を解剖学的)のご紹介を加えながら進めてまいります。

  ○ ターンアウトは身体のどの部位から(影響部位)  ○ アラベスク腰で反るのはなぜ
○ 甲出しはどうしたらよいか  ○ 下膝を伸展させるには
○ ピルエットがうまく回転するには  ○ 腹筋の大切さと方法は
○ 骨盤が大きく感じる、サイズダウンするには  ○ 外反母指の進行とその防止法は
○ 巻き爪の原因と改善方法は  ○ 身体の引き上げはどこまで必要か
○ 下肢でフロアを押すとき骨の動きは  ○ 開脚の前後左右を大きくしたい
○ 内転筋が使えないのはなぜ  ○ 大腿骨(太もも)がなぜ太くなるの
○ 腕が使えてないと注意を受ける  ○ 歩行時つまずく事が多いのは
○ ポアントで絶対立てない  ○ 肩が上がる
○ 呼吸が浅く疲れやすい  ○ 顎が前方に出る
○ 目線が足元にくる  ○ 頭部が引き上がらない
○ けいこ後、頭痛がする  ○ 手術痕、骨折痕の身体に与える影響は
○ 帝王切開とバレエとの関係は  ○ 出尻はどうして
○ 長座が出来ない
 ※上記の問題では、効果が速く表れる部位と時間、日時を要する部位もございます。

◎ダンスでの身体の使い方とストレッチ伸展方向は
○上半身では引き上げ↑
ルルベ・アップ姿勢の時、身体は下腹部の引き上げから始まり、背部(背骨)では仙骨↑、腰椎↑、胸椎↑と引き上げられると胸椎前面部では胸骨↑が引き上げられます。
胸椎(背面)と胸骨(前面)が引き上げられると肩甲骨(両肩)は自然に下がってきます。
さらに頚椎↑が引き上げられると頭蓋骨の縫合も緊張から開放されます。
 ※ア・ラ・セゴン、アラベスクなどの挙上にはルルベ・アップ時以上の上半身引き上げが要求されます。

 >症例の中で一番多いのが・・・
胸椎上部(背中)の引き上げができない身体が多い、そのため前胸部も引き上げができず両肩が下がらないなどです。
その他の症状として、頭痛、肩・頚こり、腰痛、股関節痛み詰まり感、などがあげられます。

【治療のポイント】
「骨格のねじれ、関節のつまり、神経の流れ」に問題があるので、仙腸関節ターンアウト矯正、頚椎仙骨矯正治療が必要になります。
引きあげ図(前面)
上図をクリックで背面表示されます

○下半身では引き下げ↓
ルルベ・アップ姿勢の時下半身では、股関節より膝までの大腿骨は引き下げ↓られ、膝より足首までの脛骨も引き下げ↓られます、足首より全足指も引き下げ↓られフロアをしっかり捉えることができるのです。
 ※ ポアント使用時も同じ理論となります。
 ※ ア・ラ・セゴン、アラべスクなどの挙上には、ルルベ・アップ時以上の下肢引き下げ↓が要求されます。

 >症例の中で多いのが・・・
膝の痛み、膝裏の痛み、膝伸展しにくい
足関節(足首)伸展しにくい、関節の詰まり感、かま足、外くるぶし周辺の痛み、
捻挫後遺症、アキレス腱痛、踵の痛み

【治療のポイント】
○「骨格のねじれ、関節のつまり、神経の流れ」の改善
○胸部、腹部、頭部の引き上げが骨盤に柔軟性を与えます
○仙腸関節ターンアウト矯正が柔軟性を作ります
 

※詳細は治療時に、ご紹介させて頂きます。