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Q3: 身体を引き上げる効果は
A3: ダンスを始めた頃は
  『下腹部を引き上げて』 『お尻を閉めて』
『背骨を引き上げて』 『背中を開いて』
『胸元を開いて』 『肩を下げて』
『頭を引き上げて』
 など、けいこで毎回聞かされている"ことば"ではありませんか?
「身体を引き上げる」などという行為は日常的ではないので、身体に覚えさせるのに時間を要したと思います。

◎「身体を引き上げる効果は」ストレッチと同様の効果をえられます。
  ○ 「骨格のねじれ」「関節のつまり」「神経の流れ」等の故障原因を抑制する。 引きあげ図(前面)
○ 全身の関節可動が大きく美しく、柔軟性が良くなる。
○ 脊髄神経(背骨の中を通っている神経)をストレッチするので
  神経伝達力が速くなり、強くなる。
○ 両肩が下がり頚部伸展しやすい。
○ 骨盤は引き上がり、骨盤に付着している筋肉の働きが良くなる。
○ 下腹部を引き上げると骨盤部より順に仙骨、腰椎、胸椎、頚椎、頭部と
  上方へ伸ばされて行きます。
○ 下腹部の引き上げは、内臓の引き上げを助けます(内臓下垂)。
○ 横隔膜の可動を大きくします。
○ 肋骨も下部より左右へ開いてきます、同時に肩甲骨も下り肩の力がぬけ
  リラックス状態になります。
○ 下肢側は股関節より足先へ伸展した状態で引き下げます。
  この時足はフロアをしっかり捉え安定しやすい。
○ 上半身の引き上げ、下半身の引き下げは、ダンサーのパフォーマンスには
  必要不可欠です。
  上図をクリックで背面表示されます
 ※ 「身体の引き上げ効果」を持続安定させるには、筋力強化が必要になります。

◎引き上げ、引き下げが不十分な身体は
 ○ 「骨格のねじれ」が発症しやすい、「関節のつまり」が起こりやすい。「神経の流れ」が悪くなる。
 ○ 疲労回復に時間を要す。
 ○ 呼吸が浅い。
 ○ 上下肢のポジョンの未完成。
 ○ 頚の伸展、動きが制限されやすい。
 ○ 肩が上がりやすく、動きも制限されやすい。
 ○ 上肢、下肢では動きが小さく制限され、短縮されて見える。
 ○ 柔軟性に必要な関節可動性が失われる。
 ○ 関節痛や故障の原因となりやすい。
 ○ アン・オーが完成しにくい。
 ○ ピルエットの時、立てない、回れない。

当院での引き上げ、引き下げの検査は
 ○ 座位では、左右前後開脚、合蹠(がっせき)、ベットを跨(また)いだ状態で検査。
 ○ 立位では、プリエ、グランプリエ、アラベスク、ア・ラ・セゴン、パッセ 、ピルエット、アン・オー状態検査。
 ○ 歯の噛み合わせが悪いと引き上げは完成しません(痛みの慢性化)
 ※ 各姿勢で関節がどちらの方向に運動しているか、引き上げ、引き下げを検査してまいります。
 ※ ポアント使用で行います。

◎治療ポイント
  ○ 頚椎矯正  ○ 胸椎矯正
○ 腰椎矯正  ○ 恥骨矯正
○ 仙腸関節ターンアウト矯正
○ 頭蓋骨矯正  ○ポアント使用
 ※ ダンサー専用の矯正となります。
 
 ※詳細は治療時に、ご紹介させて頂きます。